★令和7年改正事項 特定親族特別控除★
 令和7年の年末調整・確定申告では様々な改正事項があります。
 今回は、令和7年度の税制改正により創設された特定親族特別控除について詳しく説明します。
 特定親族特別控除の対象となる特定親族とは、扶養親族のうち、その年の12月31日現在の年齢が19歳以上23歳未満の人をいいます。この改正は、現下の厳しい人手不足の状況において、特に大学生等のアルバイトの就業が税制の問題で調整されているという指摘に応えたものです。

 実際の控除額を見てみましょう。

PDFはこちら

 昨年までは、どうだったか。この対象年齢の扶養親族の合計所得金額が48万円(給与年収103万円)を超えると控除は受けられませんでした。
 制度は、シンプルでした。合計所得が48万円を超えるかどうかだけが判断基準でした。
 令和7年からは、合計所得金額が123万円(給与年収188万円)以下なら、段階的に控除が受けられることになりました。
これから確定申告の案内をさせていただきます。特定親族の対象となるお子様などのいらっしゃるお客様、お子様の収入の正確な把握が必要になることがご理解いただけましたでしょうか。収入額によって控除額が変わりますので、正確な収入情報が欠かせません。確定申告後に特定親族の収入が申告額と異なっていたことが判明した場合には、修正申告あるいは更正の請求をしなければならなくなります。
2025年1月から12月末までの収入が対象です。年末あるいは年始には、源泉徴収票が入手できるかと存じます。2025年中に複数の事業所等で勤務していれば複数の源泉徴収票を入手することになります。特定親族の方から必要情報をお伺いいただき、確定申告に備えていただきますようお願い申し上げます。




☆ コラム(飯島のつぶやき) ☆

ケイビング
実はここ数年ケイビングにはまっています。
ケイビング(英語:caving)は、趣味またはスポーツとして洞窟に入る探検活動である。洞窟探検のアウトドアスポーツとしての面を強調した言葉である。日本では洞窟(cave)自体の多さに比べて、まだそれほどポピュラーではない。(ウィキペディアより)
今年のちょっと遅い夏休みを9月に取り、毎年恒例の石垣島→西表島→石垣島へ。
 前半の石垣島ではスキューバダイビング、西表島では、キャニオニングとサワトレッキング。そして後半の石垣島でケイビング。
 実は石垣島は島のあちこちに洞窟があります。ここでは午前と午後で1本づつ。
午前は下に向かって空いている穴からロープで10mほど降りて、そこから洞窟探検。ガイドの中川さんはその道の第一人者。しかし、洞窟の下に着いた途端、「出口は自分で見つけてください」と一言。降りたところが第一の部屋、そこから第二の部屋、第三の部屋へ行ければ出口が見つかるとのこと。ほとんどの場所は天井が低く、時にはほふく前進でないと進めません。下の水も溜まっていて泥だらけ。結果、56分かかって出口にたどり着きました。
午後は、横穴から入ると、ものすごい数のコウモリを横目にやっと頭が入るかなといった岩と岩の隙間を潜り抜け(ここは中川さんが先導してくれました)、楽しく探検することができました。
そして10月、再度石垣島へ。中川さんは丁度その日、ロケが入っていたため、別のガイドを紹介してもらい、上級コースへ。途中いったん洞窟から抜け出し、岩場の海岸に出てそこで昼食、再度、別の穴から洞窟に突入。正味脱出するのに3時間以上かかりました。
自分の通ったところを覚えていないと行き止まったときに戻ることができません。自分の身体がやっと入れる穴を通って行き止まった時は後戻りするのも一苦労。後戻りを何度も繰り返すと体力が消耗します。
結局、正味脱出するのに3時間以上かかりました。前回とは違い今回は苦労しました。





<今月の一言>
『人生に失敗がないと人生を失敗する』 斎藤茂太(精神科医、随筆家、歌人で精神科医の斎藤茂吉さんの長男)
失敗ばかりしている私には、勇気づけられるひと言です。^^;