先日、福田前首相の突然の辞任により、新しく麻生新内閣が発足され、その所信表明演説が行われました。世間では賛否両論があり様々な報道がされていますが、その所信表明の中に、「家計に対する緊急支援のために、今年度内に定額減税を実施します」とありました。
定額減税とは、平成11年から平成18年まで実施されていた定率減税とは異なり、文字通り一定金額を納税額から控除する減税で、所得に関係なく一定であることから定率減税に比べ、所得が少ない方に有利とされています。
日本では約十年前の橋本内閣の時に定額減税が実施され、その時の減税額は、世帯主が26,000円、その扶養家族が一人に付き13,000円でした。
今回は減税額、財源、さらには本当に実施するまでに至るのか、まだ議論はこれからですが、注目すべき点であります。