今年のM&A国際会議の開催地は中欧になった。ハンガリーはブダペスト、チェコはプラハである。3/18から3/25までの6泊8日の研修旅行である。参加会計事務所は、日本全国から83会計事務所105名とM&Aセンターのスタッフ等を含め総勢124名の旅となった。成田2班、関西1班、中部1班の4班に分かれての出発である。
成田から12時間かけてミュンヘン空港へ、3時間後にブダペスト行きに乗り換え、1時間半。ホテルにチェックインしたのは深夜となった。翌朝は、8時半からホテル内の大会議室で終日研修。ただホテルが世界遺産の指定区域内にあり、私の部屋からブダペスト市内が見下ろせ、その中央にドナウ川が流れていた。夜明けとともに朝陽が差し込み、時差ぼけもあって午前6時には目が覚める。ホテルの隣が教会であり、それに合わせて鐘が鳴る。なんとも贅沢な瞬間である。
ドナウ川の流れは速く、イメージしていたものとは異なったが、川の両側の中世の建物は夜間となると皆ライトアップされそれはロマンチックである。ここには4泊滞在した。
ブダペストからプラハには飛行機で1時間ちょっと。チェコの首都である。町の中心には、モルダウ川が流れている。私の大好きな曲「モルダウ」(スメタナ作曲「我が祖国」より)のモルダウ川である。この川も思ったより流れが速い。3年前の大洪水の時には川辺の家は、1階部分まで水が押し寄せ、今もその水位にはプレートが示されている。
2国で感心したことの1つに路面電車がある。重要な交通手段となっていることはいうまでもないが、その料金設定がユニーク。距離で料金が異なるのではなく、時間なのである。つまり、30分以内であればいくら、1時間以内であればいくら、という具合に。その間であれば何度でも乗り換えられる。いわば、時間限定フリーキップである。
旅行中驚いたのは集合時間の厳守。ロビー9時集合で、9時に行ってみると全員バスの中。さすが日頃期限内に処理する仕事柄いわゆる職業病?なのである。