今年の春より、当事務所の野田と二人で、2ヶ月に1回、「ニュービジネスモデル研究会」という勉強会に参加しています。船橋にある研修施設で、一泊二日の泊り込みの研修です。
出席する度に新しい気づきがあります。先月の研修で、耳が痛くなる話がありました。それが、「町医者」と「御用聞き」の話です。
「御用聞き」は通常、勝手口から入り、「今日は何か御用はありますか?」と尋ね、「○○を2つもらおうか」などと言われて初めて商売が成り立ちます。
一方「町医者」は、目の前にいる患者が病気あるいは怪我をしていたら、必要な処置を施し、たとえ患者が嫌がっても、無理に薬を飲ませるでしょう。
その両者の差は、サービスを提供する側の人間が、受身にならず、常に積極的に行動しているかです。
町医者に来る患者は、「自分は、○○が悪いから、△△という薬を処方してくれ」とは、自ら言わないものです。ただ、具合が悪いから、来院したのであって、調べてもらってアドバイスがほしいんですよね。
我々、会計事務所の人間は、常に「町医者」のスタイルを持ち続けなければならないと再確認しました。
皆様も、我々が、積極的な対応を怠ったと感じられたときは、「御用聞きなの?」と一喝してください。