ひとり暮らしのご老人がワンちゃんを飼っていて、本人が亡くなってしまう場合があります。その場合、親族は新しい飼い主を見つけなければなりません。
犬を飼ったことがある人は知っているかと思いますが、生後91日以上のワンちゃんは、「生涯一度の登録」と「毎年1回の狂犬病予防注射」が義務付けられています。(生涯に一度というのが戸籍に似ていませんか?)
登録をしたら、犬鑑札が交付されるので、通常は犬の首輪などに付けておきます。(犬鑑札の年度、登録番号を別に控えておくと便利です)
狂犬病の予防注射を受けると「注射済票」が交付されるので、通常はこれも首輪に付けておきます。
ワンちゃんの飼い主が変わった時(新しい飼い主の居住地の役所か保健所)、あるいはワンちゃんが死亡した時は、この観察番号を基に登録事項変更届や死亡届を提出します。
ですから、何らかの理由でワンちゃんを手放すことがあったら、新しい飼い主に犬の観察番号を教えてあげると親切ですね。
ちなみに、変更届を出さないと、永遠に狂犬病注射摂取の通知が届くそうです。なお、罰則もあり届出を提出しなければ20万円以下の罰金もあるようです。